本願寺阿弥陀寺堂、本願寺御影堂が国宝に指定されました

shinbun国の文化審議会は5月16日、「本願寺阿弥陀堂」と「本願寺御影堂」を国宝として新規指定、「旧真宗信徒生命保険株式会社本館(本願寺伝道院)」を重要文化財(建造物)の新規指定、「本願寺」として建築郡(阿弥陀寺堂門、御影堂門、経蔵、鼓桜、手水所、総門)を重要文化財の追加指定とすることを文部科学大臣に答申した。この結果、官報告示を経て国宝、重文に指定されることになる。

 

阿弥陀如来像をご安置する阿弥陀寺堂は、宝暦(ほうれき)10(1760)年に再建された。旧堂に比べてはるかに大規模な阿弥陀寺堂の建立で、御影堂との壮大な両堂を並立する本願寺の構えが完成。渡廊下を介して両堂を門徒が参拝する信仰形態が出来上がり、近世を通して篤い信仰を受け続け、50年ごとの大遠忌のたびに伽藍(がらん)を発展させてきた真宗寺院の様態をよく表していることなどが評価され、江戸時代後期における大規模真宗本堂の完成形として国宝に指定される。

 

また、御真影(ごしんねい=親鸞聖人像)をご安置する御影堂は寛永13(1636)年に上棟。桁行62.1㍍、梁間48.3㍍で、江戸時代の建築として現存最大級の規模を誇る。小規模な道場から出発し、広壮な仏堂に到達した真宗本堂形式の頂点として位置づけられる建築。門徒により支えられ、社会に絶大な影響を及ぼした真宗本山の象徴として、文化史的に大きな意義があるとして評価された。

 

さらに、「本願寺」の建築郡は、規模雄大で質が高く、それぞれ各時代の優れた意匠と技術が結集されており、既指定の「鐘楼」とともに保存を図るため追加指定された。

 

また、本山前に明治44(1911)年に建てられた「旧真宗信徒生命保険株式会社本館」(本願寺伝道院)は、アジアの建築様式を取り混ぜた煉瓦造建築として、高く評価された。

2014(平成26)年 5月20日(火)本願寺新報 掲載

 

国宝指定

  • 本願寺阿弥陀堂
    • 附・渡廊下
    • 附・喚鐘(かんしょう)廊下

 

  • 本願寺御影堂

 

 

重要文化財指定

  • 本願寺(建築郡)
    • 阿弥陀寺堂門
    • 御影堂門
    • 経蔵(附・棟札)
    • 鼓桜(ころう)
    • 手水所(ちょうずしょ)
    • 総門
      • 附・築地塀
      • 附・御成門(おなりもん)
      • 附・目隠塀

 

  • 旧真宗信徒生命保険株式会社本館(本願寺伝道院)
    • 附・棟札
    • 附・石柵柱

 

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