初参式のススメ

この子が生まれて思うことがあります。

親として、ただ幸せになってほしいだけではダメだと。

 

幸せなときだけが人生じゃない。

つらいとき、苦しいときだってある。

 

思い通りにはならないことが多い人生を

しっかりと歩んでいける人になってほしいと。

 

仏教のおしえの中にはそれがあります。

だから、ここから始めます。


 

赤ちゃんが生まれて、初めてお寺にお参りする大切な儀式を初参式といいます。

初参式は、親子・家族そろっての最初の仏縁。

いのちの誕生を仏さまに報告します。

新しいいのちの歩みを、初参式から始めましょう。

 

願いの中に育まれて

新しいいのち。それはご両親だけでなく、ご縁ある皆さんの願いを受けて生まれてきました。人としていのち恵まれることは、とてつもなく難しいことで、この上なく有ること難し・・・つまり有り難いことなのです。これから歩むことになる人生、どんなことに出会うのでしょうか。たとえどんなことがあっても「いのち恵まれてよかったね」と言い合える親子でありたいですね。

 

 

ののさまが見とってよっ!

「ののさま(※子どもに仏さまのことをこう説明します)が見とってよっ!」幼い頃、そう諭されたことがあります。今になってみれば、そんな言葉が「自分は決して一人で生きているんじゃない」という思いや「おかげさま」と言える心を育ててくれたんだと思います。やさしく厳しく、そしてあたたかい。そんな見守り育てる目や心がいつもあると伝えることも大切です。

 

 

いのちの計は仏法にあり

「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。何事も最初にきちんとしてた展望をもつことが大切、という意味です。いのちの誕生は、この世に生を受けたうのちの船出。船旅のように人生の初めにも確かな展望やよりどころが大切といえます。仏教はその展望となるおしえ、真実のよりどころとなってくれるもの。まさに「いのちの計は仏法にあり」といえるかもしれません。

 

 

親と子どもは同い年

「子育て」と聞くと「親が子どもを育てていく」ことばかり思い浮かべてしまいがち。しかし親子の歩みは今始まったばかりなのです。「あなたがこの子の親になったのはこの子を授かった日です。この子が1歳ならあなたも1歳、この子が3歳ならあなたも3歳。」とは、あるご住職のお言葉。毎年迎える我が子の誕生日は、親としてのあなたのもう一つの誕生日。親子で一緒に成長です。

 

 

仏さまの願いを聞く

親はいつでも我が子の幸せを一番に願うものです。しかしその願いは煩悩を抱えた人間の願いである以上、時には子どもの負担になることや、人を傷つけてしまうこともあるかもしれません。お寺で聞くのは仏さまの願いの話。それは私たちに等しくかけられた、生きる意味を教えてくれる願いです。時には親子で立ち止まり、仏さまの話に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

 

初参式の流れ

①念珠・式章授与

②おつとめと法話

③お焼香

④記念撮影など

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