投稿者「admin」のアーカイブ
2023年11月のことば 生の依りどころを与え死の帰するところを与えていくのが 南無阿弥陀仏

宗教に遇い自らを知る 宗教のことを RELIGIONと英訳しますが、本来違うものではないかともいわれています。語源をみてみますと、強く (RE)結ぶ (LIGI)こと (IO)、 つまり、「自らを信仰に縛ること、神への信 … 続きを読む
2023年10月のことば 念仏というのは私に現れた仏の行い

言葉となった仏さま 十月のおことばは、坂東性純師が「新講歎異抄」のなかで著してくださったお言葉です。坂東先生は、一九三二一(昭和七)年に東京都に生まれられ、真宗大谷派坂東報恩寺の住職を務めるかたわら、大谷大学や上野学園大 … 続きを読む
2023年9月のことば 「まこと」のひとかけらもない私に仏さまから差し向けられた「まこと」

みなもつてそらごとたはごと 九月のことばは、石田慶和(一九二八ー二〇一五)先生のお言葉です。先生は京都大学において哲学を学ばれたご経歴をお持ちであり、親鸞聖人の思想を哲学的視点から研究なさいました。また、先生のご著書を拝 … 続きを読む
2023年8月のことば われもたすかリ人もたすかるというのが仏教の教え

阿弥陀さま中心の生活 八月のことばは、曽我量深先生(一八七五ーー九七一)のお言葉です。曽我先生は明治から昭和にかけて大谷大学教授、また学長として活躍され、たいへん多くの著作ものこされました。そして、先生はするどい感性と独 … 続きを読む
2023年7月のことば 正しいものに遇って 正しくない自分を知らされている

でや、うまいやろ 七月のことぼは、利井明弘先生のお言葉です。先生は一九三六(昭和十二年に大阪府高槻市に生まれられ、一九九〇平成二)年より十年以上にわたり、行信教校(高槻市)の校長を務められました。そして、二〇〇三(平成十 … 続きを読む
2023年6月のことば 信は如来の生命なり

「他力の信心」を示す言葉 今月のことばは、小山法城師がその著書『我等の歩み』に残された言葉です。小山法城師は、一八八七(明治二十)年に滋賀県で生まれられ、仏教大学(現在の龍谷大学)に学び、同大学教授、布教研究所所長、山科 … 続きを読む
2023年5月のことば 南無阿弥陀仏とは言葉となった仏なのです

「正信偈」の冒頭二句 今月のことぼは、安冨信哉師『真宗僧伽論-正信掲を通して』からいただいています。安冨師は一九四四(昭和十九)年に生まれられ、大谷大学教授や真宗大谷派教学研究所所長等の要職を歴任された、親鸞聖人の研究者 … 続きを読む
2023年4月のことば 仏法の鏡の前に立たないと 自分が自分になれない

考え方のリセット 今月は、二階堂行邦師のことばです。二階堂師は、一九三〇(昭和五)年、真宗大谷派専福寺(東京都)に生まれ、当寺の住職を務められました。二〇一三(平成二十万年にご往生されています。 今月のことぼは、曽我量深 … 続きを読む
2023年3月のことば こころにじごくがあるよ ひにちまいにちほのをがもゑる

自覚的世界としての地獄 数ある仏教書のなかで、「地獄」について最も詳しく説かれている本として『往生要集』を挙げる人は多いと思います。七高僧の第五祖で平安時代に活躍された源信和尚が書がれたこの本は、全十章から構成され … 続きを読む
親鸞聖人生誕850年特別展 親鸞—生涯と名宝

開催概要 展覧会名 親鸞聖人生誕850年特別展 親鸞—生涯と名宝 会期 2023(令和5)年3月25日(土)~5月21日(日) [主な展示替] 前期展示:2023年3月25日(土)~4月23日(日) 後期展示:2023年 … 続きを読む