●いまを生かされて
【定価】1,260円(本体¥1,200+税)
親鸞聖人は、生涯に500余りの和讃を残しました。なかでも『浄土和讃』と『高僧和讃』は76歳、『正像末和讃』は85歳のときの成立で、88歳まで加筆・補正を続けられました。
晩年を迎えた親鸞聖人は、和讃を通して、共に生き、悩み、苦しみ、立ち尽くす人々に向かって、「私も同じ苦悩するものだ。しかし嘆くことはない。仏の温かなまなざしに気づいたなら、必ず人生は転換される」と語りかけています。
「三帖和讃」から62首を選ばれ、わかりやすい言葉で意訳。親鸞聖人のおこころをたずねられ、現代人の課題などを通して、自他ともに心豊かに生きることとは何かを問われている。大谷光真ご門主の、浄土真宗本願寺派門主としてご在任中最後のご著作。