平成22(2010)年から平成24(2012)年にかけて、浄土真宗を開いた親鸞聖人の750回忌を各派本山で迎えます。
阿弥陀如来の力がすべての人々を救うという親鸞聖人の教えは、苦しみや 悩みを抱えた多くの人々に光明をもたらしてきました。浄土真宗は、今も国内最多の門信徒数を誇っています。
物質が豊かになった現代社会では、ともすれば心の問題が置き去りにされ、命の大切さが忘れ去られる風潮がうかがえます。親鸞聖人750回忌を機に、改めて聖人の足跡をたどり、今に残る多くの資料、法宝物を紹介する展観(親鸞展)を京都市美術館にて開催します。
親鸞展を通じて聖人の教え、人となりを改めて浮かび上がらせ、混迷の現代、さらには将来への指針としたいと思います。
なお、2011(平成23)年10月25日(火)~12月4日(日)、東京国立博物館において、真宗教団連合、浄宗会共同で「法然と親鸞ゆかりの名宝(仮称)」を開催する予定です。
「親鸞展」―親鸞聖人750回忌 真宗教団連合40周年記念
開催日時:2011年3月17日(木)~5月29日(日)
開催場所:京都市美術館
開館時間:午前9時~午後5時(ただし入場は4時30分まで)
休館日:月曜休館(3月21日は開館)
主催:京都市美術館、真宗教団連合、朝日新聞社
展示内容:第1章 親鸞聖人の教えと生涯 、第2章 浄土真宗のひろがり 、第3章 伝来の名宝と美術