法語カレンダー解説」カテゴリーアーカイブ

2012年表紙 如来大悲の恩をしり 称名念仏はげむべし「正像末和讃」 法語カレンダー解説

「三帖和讃」の成立   「表紙のことば」に『正像末和讃』の言葉が掲げられています。   和文の『教行信証』とまでいわれる親鸞聖人の和讃は、その著述全体で大きな意味を持つものであります。聖人の晩年の大著 … 続きを読む

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2011年12月 前に生まれんものは後を導き 後に生まれんひとは人は前を訪え 法語カレンダー解説

時代を去ること遥かに遠く      今月の言葉は、『教行信証』後序の終りに記されていて、この文は七高僧の第四祖、道綽禅師(どうしゃくぜんじ)の『安楽集』から引かれています。そこで、この言葉を浮き彫りにするために、それに先 … 続きを読む

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2011年11月 心を弘誓の仏地に樹て念を難思の法海に流す 法語カレンダー解説

慶ばしいかな        今月の言葉は、『教行信証』後序で、親鸞聖人ご自身が感慨をもって述べられるところです。その前後の文を含めてみると、次のとおりです。    慶ばしいかな、心を弘誓(ぐぜい)の仏地に樹(た)て、念( … 続きを読む

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2011年10月 雑行を棄てて本願に帰す 法語カレンダー解説

本願に帰す     九歳での得度出家から二十年間、比叡山においての日々は、この世で覚 りをひらこうとするものですから、言語に絶する厳しいものであったと推 察できますが、親鸞聖人の山での生活の詳細はわかっていません。ただ、 … 続きを読む

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2011年9月 如来一切のためにつねに慈父母となりたまえり 法語カレンダー解説

王舎城の悲劇      今月の法語は、『教行信証』信文類の『涅槃経』の長い長い引用のなかの一文です。  お釈迦さまの最晩年、インドで最も栄えたマガダ国に一大悲劇が起こりました。皇太子である阿闍世(あじゃせ)が、お釈迦さま … 続きを読む

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2011年8月 真理の一言は悪業を転じて善業と成す  法語カレンダー解説

煩悩を断ぜずして涅槃を得      「真理の一言は、悪業を転じて善業と成す」とは、『教行信証』行文類「一乗海釈」の文です。    『楽邦文類』にいはく、「宗暁禅師(しゅうぎょうぜんじ)のいはく、〈還丹(かんたん)の一粒( … 続きを読む

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2011年7月 煩悩の氷解けて 功徳の水となる 法語カレンダー解説

煩悩の水を転じる     七月の法語は、『教行信証』行文類「一乗海釈」の一文です。 「一乗海釈」には、 「一乗海」といふは、一乗」は大乗なり。大乗は仏乗なり。一乗を得るは阿耨多羅三貌三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい … 続きを読む

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2011年6月 他力というは如来の本願力なり 法語カレンダー解説

他力ということ  この言葉は、『教行信証』行文類「他力釈」の冒頭(『註釈版聖典』 一九〇頁)に、「他力」とは何かということを端的に表現されたものです。自分の力のことを「自力」と言いますから、「他力」という言葉は、私自身の … 続きを読む

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2011年5月 至徳の風 静かに 衆禍の波 転ず 法語カレンダー解説

「海」の譬え この言葉は、『教行信証』行文類「行一念釈」を結ばれるにあたり、念仏の道を歩む者が大悲の光明に摂め取られさとりを聞かせていただくことを、譬喩(ひゆ)を用いて讃嘆されたものです。あらためて全文を出させていただく … 続きを読む

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2011年4月 仏号はなはだ持ち易し 浄土はなはだ往き易し 法語カレンダー解説

易往易行の道  この言葉は、『教行信証』行文類(『註釈版聖典』177項)に引かれている『楽邦文類(らくほうもんるい)』のものです。  仏号とは如来の名号のことですから、仏号を保つということは、お念仏の相続、つまり、私たち … 続きを読む

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