投稿者「komyouji」のアーカイブ

2018年3月 本願をききて 疑うこころなきを 聞というなり

本願を聞く 三月の法語は、親鸞聖人が、法然門下の先輩である隆寛律師の『一念多念分別事』を註釈された、二念多念文意』からの一文です。二念多念文意』は、専修念仏(せんしゅうねんぶつ)は称名念仏の数、一念・多念という念仏の数に … 続きを読む

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2018年2月 信心のさだまるとき 往生またさだまるなり

今ここでの救い 二月の法語は、親鸞聖人が関東から京都へ帰られて遷化(せんげ)されるまでに、関東各地の門弟に与えられたお手紙(御消息)で、『親鸞聖人御消息』からの一文です。そのお手紙のほとんどが、門弟の質問に対する返事や聖 … 続きを読む

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2018年1月 帰命ともうすは 如来の勅命に したがうこころなり

十字名号を解釈された文 一月の法語は、『尊号真像銘文(そんごうしんぞうめいもん)』からの一文で、天親菩薩の『浄土論』正式には『無量寿経優婆提舎願生傷(むりょうじゅぎょううばだいしゃがんしょうげ)』といい、『往生論』ともい … 続きを読む

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2018年表紙のことば 阿弥陀仏は光明なり、光明は智慧のかたちなり

和語聖教を味わうご縁に 二〇一八(平成三十)年の法語カレンダーでは、和語聖教を中心に、ともに味わうご縁とさせていただくこととなりました。 親鸞聖人のご書物には、漢文体で論述された『顕浄土真実教行証文類(けんじょうどしんじ … 続きを読む

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2017年12月 弥陀の回向の御名なれば 功徳は卜方にみちたまう

無惨無愧のこの身 今月のご法語は「悲嘆述懐讃」の中にあります。『正像末和讃』の中に「悲嘆述懐讃」は十六首あり、はじめの六首は末法の時代や人間のあり方を深く悲嘆され、仏法に帰すべきであることを示される和讃が説かれています。 … 続きを読む

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2017年11月 信心の智慧にいりてこそ 仏恩報ずる身とはなれ

あらゆる生きものへの慈しみ 私の奉職する筑紫女学園大学には、週に一度、驚くべき時間があります。それは、講義が行われる期間の毎週水曜日のお昼休みに開催されている「礼拝アワー」という時間です。はじめに参加者全員で「重誓偈」を … 続きを読む

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2017年10月 ねてもさめてもへだてなく 南無阿弥陀仏をとなうべし

末法という時代 九月から十二月の法語は、『正像末和讃』からのお言葉です。「今の世の中は末法だ」とか「世も末だ」といった言葉を耳にすることがありますが、こうした表現の下地となった末法という時代の捉え方を背景にお書きになられ … 続きを読む

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2017年9月 願力無窮にましませば 罪業深重もおもからず

大いなるみ手に 皆さんは、自分の人生を支えてくれる大きな世界に出遇っていますか。どんなに反抗しても、どんなに逃げても、どんなに罪深くても、私かどのような状態であろうとも、大きな心で包み込み、支えてくださる世界があるのです … 続きを読む

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2017年8月 金剛心は菩提心 この心すなわち 他力なり

「さとりタイ」は煩悩? 中学生や高校生に煩悩についての話をする時、僧侶であり教育者でもある東井義雄さんの「バカにはなるまい」という文章を、よく紹介していました。 皆さんの人生はこれから始まるわけですが、これから始まる人生 … 続きを読む

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2017年7月 功徳の宝海 みちみちて 煩悩の濁水 へだてなし

生老病死の解決 ある先生から、「『人生が空しい』という人がいますが、それは、人生が空しいのではなく、空しい人生観しか持っていないだけなのです」というお話を聞かせていただいた時、深く考えさせられた記憶があります。私たちは、 … 続きを読む

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