投稿者「komyouji」のアーカイブ

2020年5月のことば いだかれてありとも 知らずおろかにも われ反抗す大いなるみ手に

大いなるみ手に 今月のことばは、九條武子夫人による短歌です。武子夫人は、本願寺第二十一代・大谷光尊さまのご息女としてお生まれになられた方です。またこの言葉は、武 子夫人の逝去後に、大谷嬉子お裏方さまによって編纂された『九 … 続きを読む

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2020年4月のことば お念仏というのは つまり自分が 自分に対話する道

南無阿弥陀仏 明治から昭和にかけて活躍された僧侶は多くおられますが、曽我量深師はそのなかでも特に知られた方の一人です。浄土真宗の一宗派である真宗大谷派の僧侶で、学者でもあり仏教思想家でもありました。 今月のことぼは、真宗 … 続きを読む

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2020年3月のことば 本当のものがわからないと 本当でないものを本当にする

生い立ち 今月のことばは、『信仰についての対話』(大法輪)から取り上げられた法語です。 『信仰についての対話』は、I・Ⅱと二冊が刊行されており、これはそのIのなかにある安田理深師の言葉です。 兵頭格言さんという四国宇和島 … 続きを読む

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2020年2月のことば 生のみが我らにあらず 死もまた我らなり

生い立ち 今月のことぼは、明治時代に発刊された雑誌『精神界』の所収論文で、「絶対他力 の大道」に出ているものです。 我等は死せさる可からず。我等は死するも尚は我等は滅せず。 生のみが我等にあらず。死も亦我等なり。我等は生 … 続きを読む

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2020年1月のことば 人も草木も虫も 同じものは一つもない おなじでなくて みな光る

   生い立ち 今月のことばは、榎本栄一さんの著『念仏のうた 光明土』(樹心社)に見られる言葉です。原文は次のようになっています。    いのちの饗宴 ―天上天下唯我独尊- 人も 草木も 虫も 同じものは一つもうまれない … 続きを読む

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2020年表紙のことば 悲しみの深さのなかに 真のよろこびがある

先生との思い出 毎年、真宗十派が加盟する真宗教団連合によって「法語カレンダー」が出版されています。 去る二〇一九年五月一日、元号がそれまでの「平成」から「令和」に代わりまし た。この「令和」は、『万葉集』に載っている文か … 続きを読む

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転悪成善の益 本願力(ほんがんりき)にあひぬれば むなしくすぐるひとぞなき 功徳(くどく)の宝海(ほうかい)みちみちて 煩悩(ぼんのう)の濁水(にょくすい)へだてなし              (『註釈版聖典』五八〇頁) … 続きを読む

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2019年11月のことば 真の知識にあうことは かたがなかになおかたし

善き師との出遇い 十一月のことぼは、『高僧和讃』源空讃(『註釈版聖典』五九七頁)で、恩師・法 然聖人を讃えられた和讃です。 『顕浄土真実教行証文類(教行信証)』の「化身上文類」に、   しかるに愚禿釈(ぐとくしゃく)の鸞 … 続きを読む

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2019年10月のことば  「信心」というは すなわち本願回向の信心なり

信心一異の論争 十月のことばは、『教行信証』信文類(『註釈版聖典』二五一頁)からの一文です。 親鸞聖人の教えの特色として真っ先にあげられるのは、他力回向の教えです。聖 人において、回向とは『一念多念文意』に、 「回向(え … 続きを読む

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2019年9月のことば  わがこころよければ 往生すべしとおもうべからず

往生の要因 九月のことぼは、親鸞聖人が笠間(現・茨城県笠間市)の門弟の疑問に答えられた、ご消息に出てくる一文です。このご消息では、最初に「自力」「他力」の説明がなされ、つづいて次のように記されています。   しかれば、わ … 続きを読む

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