投稿者「komyouji」のアーカイブ

2022年 表紙のことば 念仏は まことなき人生の まことを見せしむる

  はじめに 表紙のことばは正親含英師の言葉です。師は、一八九五(明治二十八)年十一月十六日に姫路市に生まれ、真宗大谷大学(現・大谷大学)研究科を卒業後、真宗大谷大学の教授となられました。また、一九五八(昭和三 … 続きを読む

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2021年12月のことば 今日である あること難き 今日である

先生の生涯 今月のことばは、九州鸞音会から発行された『藤代聴麿先生法語集』からの引用です。 藤代聴麿先生は一九一一(明治四十四)年に、福岡県田川郡にある真宗大谷派の伯林寺にてお生まれになりました。 藤代先生については、法 … 続きを読む

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2021年11月のことば 人間そのものの目ざめを 呼びかけているものが 如来の本願である

先生の生涯 今月のことばは、本願寺出版社の前身である本願寺出版協会編集の『浄土真宗を理解するために』に収められている、中西智海先生のお言葉です。この本は七名の先生方による共著となっていますが、中西先生のご担当は「第七章『 … 続きを読む

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2021年10月のことば 老いが、病いが、死が、私の生を問いかけている

先生の生涯 今月のことばは、東本願寺出版部(現東本願寺出版)より出されている、同朋選書図『自分か自分になる』の中にある二階堂行邦(ゆきくに)先生のお言葉です。 二階堂先生は、一九三〇(昭和五)年に東京の真宗大谷派専福寺に … 続きを読む

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2021年9月のことば 如来の願心が 我一人に成就したのが 信心である

師の生涯 安田理深師は、一九〇〇(明治三十三)年に生まれられ、一九八二(昭和五十七)年にご往生されました。兵庫県美方の出身であり、明治から昭和時代にかけての真宗大谷派の学僧です。幼少期のキリスト教系への尊敬の念、十代なか … 続きを読む

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2021年8月のことば まあ、どこにおってもお慈悲の中だからのう

  先生との出遇い 今月は山本佛骨(ぶっこつ)先生のことばです。これは「喜憂を超えた人-山本佛骨先生をしのぶI」(『花と詩と念仏』梯賓圓著)と題しか文中に出ているもので、原文には、   御往生の少し前に、病院を … 続きを読む

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2021年7月のことば 人間は我を知らず 我ほど 知り難いものはないのである

師の生涯と著作 高光大船師は、文献(『近代真宗史論上局光大船の生涯と思想-』水島見一著、法蔵館、以下参照)によれば、一八七九(明治十二)年に石川県で五百年続いた旧家、高木家の四男として誕生。真宗大谷派専称寺に入寺され、九 … 続きを読む

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2021年6月のことば 信心というのは 凡夫が仏さまと同じ命を共有するという出来事

「常によく考えなさい」 今月のことぼけ、大峯額先生の著書『生命環流 浄土和讃を読む 下』(本願寺出版社、以下、『生命環流』と表記します)に出てきます。 大峯穎先生が住職を務められた、奈良県の浄土真宗本願寺派専立寺は、吉野 … 続きを読む

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2021年5月のことば 己れに願いはなくとも 願いをかけられた身だ

何にであうか 春先に、境内に咲いた花を見ていました。山間部の自然に囲まれた場所なので、さまざまな花が咲いています。 見ているうちに、ふと、その香りと共に、かすかな音がすることに気がっきました。花が音をだしているわけではな … 続きを読む

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2021年4月のことば 如来さまより最も遠い身が 実は最も近い身でありました

闇を破る光 二〇一八(平成三十)年九月六日、私は北海道札幌市内にある寺院にご縁があって、滞在していました。 その日、午前三時七分に発生した地震は、各地に甚大な被害をもたらします。また、揺れの直後に北海道全域で停電が起こり … 続きを読む

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