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「法語カレンダー解説」カテゴリーアーカイブ
2021年11月のことば 人間そのものの目ざめを 呼びかけているものが 如来の本願である
先生の生涯 今月のことばは、本願寺出版社の前身である本願寺出版協会編集の『浄土真宗を理解するために』に収められている、中西智海先生のお言葉です。この本は七名の先生方による共著となっていますが、中西先生のご担当は「第七章『 … 続きを読む
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2021年10月のことば 老いが、病いが、死が、私の生を問いかけている
先生の生涯 今月のことばは、東本願寺出版部(現東本願寺出版)より出されている、同朋選書図『自分か自分になる』の中にある二階堂行邦(ゆきくに)先生のお言葉です。 二階堂先生は、一九三〇(昭和五)年に東京の真宗大谷派専福寺に … 続きを読む
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2021年9月のことば 如来の願心が 我一人に成就したのが 信心である
師の生涯 安田理深師は、一九〇〇(明治三十三)年に生まれられ、一九八二(昭和五十七)年にご往生されました。兵庫県美方の出身であり、明治から昭和時代にかけての真宗大谷派の学僧です。幼少期のキリスト教系への尊敬の念、十代なか … 続きを読む
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2021年8月のことば まあ、どこにおってもお慈悲の中だからのう
先生との出遇い 今月は山本佛骨(ぶっこつ)先生のことばです。これは「喜憂を超えた人-山本佛骨先生をしのぶI」(『花と詩と念仏』梯賓圓著)と題しか文中に出ているもので、原文には、 御往生の少し前に、病院を … 続きを読む
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2021年7月のことば 人間は我を知らず 我ほど 知り難いものはないのである
師の生涯と著作 高光大船師は、文献(『近代真宗史論上局光大船の生涯と思想-』水島見一著、法蔵館、以下参照)によれば、一八七九(明治十二)年に石川県で五百年続いた旧家、高木家の四男として誕生。真宗大谷派専称寺に入寺され、九 … 続きを読む
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2021年6月のことば 信心というのは 凡夫が仏さまと同じ命を共有するという出来事
「常によく考えなさい」 今月のことぼけ、大峯額先生の著書『生命環流 浄土和讃を読む 下』(本願寺出版社、以下、『生命環流』と表記します)に出てきます。 大峯穎先生が住職を務められた、奈良県の浄土真宗本願寺派専立寺は、吉野 … 続きを読む
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2021年5月のことば 己れに願いはなくとも 願いをかけられた身だ
何にであうか 春先に、境内に咲いた花を見ていました。山間部の自然に囲まれた場所なので、さまざまな花が咲いています。 見ているうちに、ふと、その香りと共に、かすかな音がすることに気がっきました。花が音をだしているわけではな … 続きを読む
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2021年4月のことば 如来さまより最も遠い身が 実は最も近い身でありました
闇を破る光 二〇一八(平成三十)年九月六日、私は北海道札幌市内にある寺院にご縁があって、滞在していました。 その日、午前三時七分に発生した地震は、各地に甚大な被害をもたらします。また、揺れの直後に北海道全域で停電が起こり … 続きを読む
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2021年3月のことば 私の上にあるものは 全部賜うたものである
はじめに 今月のことばは、細川巌師の言葉です。師は、一九一九(大正八)年に福岡県に生まれ、広島文理大学(現広島大学)化学科に進学。卒業後に、広島師範学校(現広島大学)、福岡師範学校(後の福岡学芸大学、現福岡教育大学)、東 … 続きを読む
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2021年2月のことば 念仏者の人生はまさに慚愧と歓喜の交錯
はじめに 今月のことばは、梯宵圓師の言葉です。師は、一九二七(昭和二)年に兵庫県飾磨郡、現在の姫路市に生まれられました。今でいう大学進学のために、大阪の摂津富田にある、浄土真宗本願寺派の私塾ともいうべき行信教校に入学され … 続きを読む
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